空手道    
組手競技
ルール
組手試合
形競技
ルール
指導形
第一指定形
第二指定形
自由形


   - - - 組手競技のルールについて 2023- - -


【勝敗について】

勝利の条件は以下の5パターンがある
@8ポイント差をつけた選手
A相手が反則、失格、棄権になったとき
B時間終了時に得点の多い選手
C時間終了時に同点の場合、上からの順で決まる
 1、「先取」を持っている選手
 2、一本の多い選手
 3、技ありの多い選手
 4、副審による判定で旗数が多い選手
 5、主審による判定で選ばれた選手
  ※大会によっては
   ?ポイント先取りや
   ?ポイント差というのがある


【試合時間について】

計測方法としては2種類ある
@フルタイム
  審判の「勝負はじめ」で時計が動き出し、
  途中、「やめ」で時計が止まり、
  「続けてはじめ」で再び時計が動く
A流しタイム
  審判の「勝負はじめ」で時計が動き出し、
  途中、主審が時計係に時計を止める
  指示をしない限り時計が進んでいく
  ただし、残り15秒からはフルタイム

大会によって時間も種類も色々ある
正式にはフルタイムを採用
シニア:3分
カデット・ジュニア:2分
14歳以下:1分30秒


  【ポイントについて】

下記を基準に得点部位への技に対し
副審2名以上が旗を表示したときにポイントが入る
 @良い姿勢 Aスポーツマンらしい態度 B気力
 C残心   D適切なタイミング    E正確な距離

得点部位とは⇒@頭部 A顔面 B頚部 C腹部
       D胸部 E背部 Fわき腹

<旗の数に関しての決まり>
 @旗の数が同じ場合、得点の高いほうがポイント
 A旗の数の多いほうがポイント

ポイントは「一本」「技あり」「有効」3種類
 @一本(3ポイント)
  ・上段蹴り
  ・足の裏以外の身体の一部が床についてる状態での有効技
 A技あり(2ポイント)
  ・中段蹴り
 B有効(1ポイント)
  ・上段突き
  ・中段突き
  ・打ち

<先取について>
 ・先にポイントを取得した選手には「先取」
  の特典が与えらる
 ・最初に同時に得点した場合は
  次回にポイントしたほうに「先取」が与えられる
 ・残り15秒以降「先取」が取り消された場合
  新たに「先取」は発生しない


【反則について】

 種類は複数あるが全て一つとして5段階で加算される

<反則の種類>
 @攻撃部位への過度の接触技、のどへの接触技
 A腕又は脚部への攻撃、股間部・関節又は
  足の甲への攻撃
 B貫手又は開手による顔面への攻撃(手刀・背刀は除く)
 C負傷の原因となる危険又は禁止されてる投げ技
 D負傷を装うこと又は誇張すること
 E場外に出ること
 F無防備
 G逃避行動
 H技を出さず不必要な組合、つかみ合いをすること
 I当ててはいないがコントロールされていない危険な技
 J頭部・ひざ・ひじでの攻撃
 K不必要・不適切な発言・発声
 L不活動
 M押す


【反則の段階】
 第1段階:注意1
  主審の動作→種類を示し、指1本を立てる
 第2段階:注意2
  主審の動作→種類を示し、指2本を立てる
 第3段階:注意3
  主審動作→種類を示し、指3本を立てる
 第4段階:反則注意
  主審の動作→種類を示し、帯を指差す
 第5段階:反 則
  主審の動作→種類を示し、顔を指差した後、外へ指差す


【反則における特別なルール】
 @いきなり注意2や3にならない
 A注意1から2を飛び越えて3にならない
 B悪質な反則については、いきなり反則注意になる
  これは注意1からでも2からでもなることがある
 C残り15秒以降
  場外、押す、つかむ、逃げ回る、組み合う
  胸と胸を突き合わせるなどの反則を行うと
  いきなり「反則注意」になる
  また、同時に「先取」が取り消しになる
 D10カウントルールで立てなかった選手は
  反則勝ちになるが、以降の試合は出れない
  ただし、ドクターの診断で誇張だった場合は
  立てなかった演技をしたとして反則負けとなる


【判 定】
 ・試合時間が終了し、同点で「先取」がなく、一本も同数で
  技ありも同数の場合判定になる
 ・副審4名が旗で判定し、同数の場合は主審の判定になる
 ・判定基準は「戦術」「技術の優位性」


【わかれて、つづけて】
 ・競技者同士が引っ付いたときに主審は「わかれて」
  と指示する
  その場合、競技者は速やかに 離れなければならない
 ・競技者は主審の「つづけて」で試合を再開する
 ・「わかれて」から「つづけて」の間の技は有効ではない
 ・「わかれて」の後、離れない場合、技を出した場合は反則
 ・主審のコールと同時の技や反則は無効